Juba Asuka | Solo Exhibition

土から生まれる、暮らしの風景
2026.9.11 ____ 9.19.

ATELIERMO〈アトリエ・エムオー〉では、2026年9月11日(金)から9月19日(土)までの期間、陶芸家 十場あすか氏による個展「土から生まれる、暮らしの風景」を開催いたしました。

本展では、十場氏による新作をはじめ、土瓶などの耐熱作品、日々の食卓に寄り添う器やスツールなど、多彩な作品をご紹介いたしました。

日々の暮らしの中で使われる器は、手に取る人それぞれの時間に寄り添いながら、その役割を果たしていきます。しかし、その器がどのような考えや風景の中から生まれたのかに触れる機会は、決して多くありません。

十場氏の器には、どこか懐かしく、肩の力が抜けるような温かさがあります。土が持つ素朴な表情や、ひとつひとつに残る手仕事の跡。その質感や重み、自然な佇まいからは、日々の暮らしと制作が地続きにあるような、穏やかな時間の流れが感じられます。

料理を盛ること、火にかけること、暮らしの中に置くこと。

作品は使われることで、それぞれの暮らしに馴染み、時間とともに新たな表情を重ねていきます。本展では、そうした器と暮らしの関係性に目を向けながら、十場氏のものづくりの背景にある考えや日々の営みにも思いを巡らせる空間を構成しました。
また、展示初日の朝には、十場氏を迎えた少人数制のサロン「暮らしを囲む朝」を開催いたしました。

サロンでは、十場氏の畑で育てられたトゥルシーのハーブティーと、兵庫県丹波市を拠点に活動する「イチとニ」中山舞子氏によるお菓子を囲みながら、今回の展示や作品、普段の制作や暮らしについてお話を伺いました。

参加者の皆さまと対話を交わしながら、器がどのような考えや手仕事から生まれているのか、その背景に触れるひとときとなりました。

お話のあとは、開店前の静かな店内で展示作品をご覧いただき、作家の言葉を通して作品と向き合うことで、その魅力や背景をより深く感じていただく機会となりました。

土に触れ、形をつくり、日々の暮らしの中で使われていく器。

本展は、十場氏の作品を通して、ものづくりと暮らしがどのようにつながり、日常の風景を形づくっていくのかを見つめる機会となりました。

十場 あすか | ASUKA JUBA

1983年広島県生まれ。十場天伸氏と神戸市に「つくも窯」を築窯・独立。田畑で米や野菜を作り、その副産物である稲わらの灰からできた藁白釉を使い作品を制作。
プリミティブな生活の中で生まれる彼女の作品は、母なる大地のようにエネルギッシュで、経年変化ですら美しさを併せ持ちます。

Born in Hiroshima Prefecture, Japan, in 1983. Together with ceramic artist Tenshin Juba, she established Tsukumo Kiln in Kobe, where she began her independent practice.
Growing rice and vegetables in her own fields, she creates ceramics using a white ash glaze made from rice straw, a by-product of her farming. Rooted in a simple, elemental way of life, her works possess an earthy vitality reminiscent of Mother Nature, revealing a beauty that deepens with age and use.