ARNE JACOBSEN

アルネ・ヤコブセン

建築家であり、モダンデザインを牽引した20世紀デンマークデザインの巨匠。合理性と美しさを兼ね備えた彼のデザインは、北欧ミニマリズムの象徴とも言えるでしょう。代表作には「セブンチェア」や「エッグチェア」「スワンチェア」などがあり、今なお世界中で愛されています。
建築家としても数多くの名建築を手がけ、家具・照明・ドアノブ・カトラリーに至るまで、空間全体を一貫した美意識で設計する「トータルデザイン」の先駆者でもあり、中でも、コペンハーゲンの「SASロイヤルホテル(現ラディソン コレクション ロイヤル ホテル)」はその集大成とされ、空間からインテリアまで全てを自身でデザインした伝説的プロジェクトでもあります。

機能性と造形美の調和を追求し続けたヤコブセンのデザインは、今もなお日常の中で静かに、しかし確かな存在感をもって息づいています。