ERICH DIECKMANN

エーリッヒ・ディークマン

バウハウスの精神を体現したモダニスト家具デザイナーのひとり。
幾何学的な構成と明確な機能主義を基軸に、木材や鋼管を用いたシンプルかつ構造的な椅子や家具を数多く制作。中でも直線と円弧を組み合わせた造形は、モダンデザインの黎明期における象徴的なスタイルとして知られています。

バウハウス・ワイマール校で学び、その後ブルク・ギービヒェンシュタイン造形美術学校で教鞭を執るなど、教育者としても活躍。クラフトと合理性を融合させたディックマンの家具は、バウハウスの理想を今日に伝える静かな語り部でもあります。