DIETER RAMS

ディーター・ラムス

ドイツのプロダクトデザイナー、インダストリアルデザイナー。

戦後、Braun社にて家電製品のデザインを数多く手がけ、機能性と造形美を融合させたデザイン哲学を確立。その後もVitsoe社との協働を通じて、合理性と柔らかさを備えた収納家具の設計にも取り組んだ。

彼が提示した「良いデザインの10原則」は、時代を超えて多くのデザイナーに影響を与え、特にシンプルで本質的なものづくりを志向する現代のプロダクトデザインにおいて大きな指針となっている。静けさの中に明快な意志を宿すその作品群は、戦後ドイツのデザインを語る上で欠かせない存在とされている。