本作は、ひとつの扉がゆっくりと開かれる、その一瞬をとらえたかのような静かな気配をたたえています。光と影が交差する境界に、内と外、過去と未来、見る者自身の記憶と想像が交錯し、どこか懐かしくも新しい空間が立ち上がります。
「開かれる」という行為そのものが、世界との新たな接点となるそんな感覚を形の中にそっと封じ込めた作品です。
本作には、大谷渡の苗が植えられており、作家はこの彫刻を、静止した物体ではなく、風土に根ざし、変化しながら生きる「生き物としての彫刻」として提案しています。素材・植物・環境が織りなす呼吸のような対話が、鑑賞者の感覚を静かに揺り動かします。
※大谷渡は直射日光を避けて、風通しのよい場所で管理してください。
土が乾いたら霧吹きで水分を与えてください。
MATERIAL: 琉球石灰岩:Ryukyu Limestone、大谷渡:Asplenium antiquum
SIZE 幅:約25 cm 奥: 25cm 高さ:30cm
NO1/
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