NISHIISHIGAKI YURIKO
ニシイシガキ ユリコ
沖縄を拠点に活動する木工作家。台風で倒れた木や、建物の改築などをきっかけに手元へ届いた木を用い、その木が育ってきた環境や土地の記憶を大切にしながら制作しています。 あらかじめ完成形を定めることなく、一本一本の木が持つ形や表情を見ながら削り進め、虫食いの跡や、乾燥の過程で生まれる「スポルテッド」と呼ばれる模様など、自然が刻んだ痕跡も造形の一部として取り入れています。木の状態に導かれるように生まれる厚みや重さ、不均一なフォルムを活かし、その土地で木が過ごしてきた時間や人との関わりを、一つとして同じもののない作品へとつなげています。